こんばんは!アシストの増田です。
今回は膝関節についてお話したいと思います。
まずは、膝とはどういう関節なのか、どんな靭帯があるのかを知っていただきたいと思います。
膝関節は、大腿骨・脛骨・膝蓋骨からなっています。図を見てもらえばわかると思いますが、腓骨もあるのですが
その構成には関与していません。

脛骨上端の上面はほぼ平らであり、大腿骨と脛骨の適合性を合わせるため両骨の間には関節半月(膝の円滑な運動を助ける働きをする軟骨組織)があります。
関節半月には内側半月と外側半月があります。
膝を補強する主な靭帯は①前十字靱帯②後十字靱帯③内側側副靭帯④外側側副靭帯などがあります。なんとなく名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
①は脛骨の前方移動を、②は後方移動を主に制動しています。
①は単独ではジャンプからの着地、急停止、急な方向転換、ジャンプの踏切り時など非接触で損傷することが多く、②は膝の過度の曲げ伸ばし脛骨の前面を打撲することにより生じ、接触によって損傷することが多いです。
③、④の側副靭帯では内側のほうが損傷頻度は高く、単独よりも他の損傷と合併することも多いです。中でも前十字靱帯・内側半月との合併が多いです。
働きとしてはともに、膝の側方の動きと捻りを制限しています。

膝を痛めたといってもどこをどのように痛めてしまったのか、しっかりわかった上で治療をすることが大事です。
少しでも早く日常生活復帰・競技復帰できるように患者さんと共に頑張っていけたらと思っています。
というところで、今日は終わりたいと思います。
ではおやすみなさい!!