腹圧 〜腰痛持ちの方必見〜

今日は、体の機能でとても重要となる『腹圧』についてお話します。

この『腹圧』とは、読んで字のごとく

お腹にかかる圧力のことを意味します。




では、なぜお腹にかかる圧力が重要かと言いますと

ヒトが体を動かすときや、姿勢を維持するとき

普段何気なく過ごしているだけでも、必ずこの『腹圧』は使います。

これが使えなくなると、姿勢が悪くなったり

重たいものを持とうとした時に腰を痛めやすかったり、など

様々な不具合が出てくるのです。

ですので、今日はこの『腹圧』の簡単な使い方をお伝えしたいと思います。




まずは、『腹圧』を生み出している筋肉をご紹介します。


腹横筋(ふくおうきん

腹圧 〜腰痛持ちの方必見〜

コルセットみたいにお腹の周りをグルッと囲うようについている


お腹の筋肉でも、一番奥深くについている筋肉です。

腹圧 〜腰痛持ちの方必見〜

体を右側から見た絵です。



横隔膜

腹圧 〜腰痛持ちの方必見〜

上の絵のように、お腹の天井に位置しています。



骨盤底筋群

腹圧 〜腰痛持ちの方必見〜

お腹の底を支えている筋肉です。



多裂筋

腹圧 〜腰痛持ちの方必見〜

脊椎(背骨)のすぐ横についている小さな筋肉たち。




これらの筋肉たちが働いて『腹圧』を作っています。

では最後に、これらの筋肉をどのように使えばいいかというと



*お腹を引っ込める
   へそを背中にくっつけるように

 (①、④の筋肉を使う)

*お尻の穴を締める
 (③の筋肉を使う)


*深呼吸をする
   胸を大きく膨らませるように
 (②の筋肉を使う)


このように、


お腹を凹ましたまま、お尻の穴を締めて、深呼吸すれば


『腹圧』をものすごく意識できるのです。





ただ、普段からこれらを使えていればいいのですが


使いにくくなっている方は


例えば、椅子に座っている時に姿勢が悪くなってきたと思ったときだとか


重たい荷物を持たなくてはいけないときなどに


これらを意識すると、体が安定し痛みの予防にもつながります。


もちろん、運動中にも活かせて、最近流行りの体幹トレーニングなども


これらの筋肉を使っているのです。




腰痛などでお悩みの方は是非、この『腹圧』を気にしてみてください。



同じカテゴリー(医療)の記事
夏バテ
夏バテ(2013-07-17 12:59)

肘内障
肘内障(2013-03-19 08:00)

この季節
この季節(2013-03-16 20:47)

この前の続き
この前の続き(2013-02-15 23:46)

予防
予防(2013-02-06 23:42)

ジャンプ
ジャンプ(2013-02-02 16:50)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
腹圧 〜腰痛持ちの方必見〜
    コメント(0)